第63回日本腎臓学会学術総会

プログラム・日程表

本学術総会は、8月19(水)~21日(金)のパシフィコ横浜での現地開催と、後日オンデマンド配信のハイブリット形式で開催いたします。
なお、特別演題と一般演題(口演)優秀演題は口演発表を行いますが、一般演題(口演/ポスター)はすべて抄録集への掲載のみとさせていただき、実際の発表はございません。何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
※オンデマンド配信期間:9月23日(水)10時~10月16日(金)17時

総会長特別企画 特別企画 ワークショップ シンポジウム 教育講演 その他

プログラム

理事長講演

日時:8月21日(金曜日)11:00-12:00
会場:第1会場(アネックスホール 2階 F201~204)
司会:槇野 博史(岡山大学)
「腎臓病の克服をめざして」
演者:柏原 直樹(川崎医科大学腎臓・高血圧内科学)

大島賞受賞講演

日時:8月19日(水曜日)15:30-16:10
会場:第1会場(アネックスホール 2階 F201~204)
司会:内田 啓子(東京女子医科大学医学部腎臓内科学講座)
   南学 正臣(東京大学腎臓・内分泌内科)

  1. Identification of therapeutic targets for congenital nephrogenic diabetes insipidus
    安藤 史顕(東京医科歯科大学腎臓内科学)
  2. Neuro-immune systems-mediated renal protection mechanism
    井上  剛(東京大学大学院医学系研究科慢性腎臓病病態生理学)

CSA(Clinical Scientist Award)受賞講演

日時:8月19日(水曜日)16:10-16:30
会場:第1会場(アネックスホール 2階 F201~204)
司会:深川 雅史(東海大学医学部腎内分泌代謝内科)
「Clinical epidemiological cohort study to elucidate the pathophysiology of chronic kidney disease」
演者:田中  茂(九州大学病院腎・高血圧・脳血管内科)

YIA(Young Investigator Award)受賞講演

日時:8月21日(金曜日)14:35-15:35
会場:第4会場(ノース 3階 G316+317)
司会:寺田 典生(高知大学医学部内分泌代謝・腎臓内科)

  1. Protein O-GlcNAcylation Is Essential for the Maintenance of Renal Energy Homeostasis and Function via Lipolysis during Fasting and Diabetes
    菅原  翔(滋賀医科大学糖尿病内分泌・腎臓内科)
  2. Prolyl hydroxylase domain inhibitor protects against metabolic disorders and associated kidney disease in obese type 2 diabetic mice
    菅原 真衣(東京大学腎臓・内分泌内科)
  3. Mitochondrial Damage Causes Inflammation via cGAS-STING Signaling in Acute Kidney Injury
    前川  洋(東京大学腎臓・内分泌内科/東京大学CKD病態生理学講座)
  4. Renal TNFα activates WNK phosphorylation cascade and contributes to salt-sensitive hypertension in chronic kidney disease
    古荘 泰佑(東京医科歯科大学腎臓内科)

総会長特別企画1「腎臓病の克服を目指して1-有効な薬剤を患者へ届ける-」

日時:8月20日(木曜日)9:00-12:00
会場:第1会場(アネックスホール 2階 F201~204)
司会:深川 雅史(東海大学医学部腎内分泌代謝内科)
司会:柏原 直樹(川崎医科大学腎臓・高血圧内科学)

  1. 新規モダリティとPMDAの取組み
    藤原 康弘(独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA))
  2. Renal R&D at Novartis
    Guido Junge(Head Translational Medicine Emerging Therapies, Novartis Institutes for Biomedical Research(NIBR))
  3. A novel AstraZeneca framework bringing medicine to CKD Patients
    Pernille B. Laerkegaard Hansen(Senior Director, Head of Bioscience Renal, Research and Early Development Cardiovascular, Renal and Metabolism, BioPharmaceuticals R&D, AstraZeneca)
  4. 腎臓病創薬への挑戦~バルドキソロンメチルの開発戦略を事例として~
    神田 洋紀(協和キリン株式会社研究開発本部腎R&Dユニット)
  5. 慢性腎臓病患者さんに新たな治療をお届けするために
    丸山 暢子(田辺三菱製薬株式会社育薬本部開発第一部)

総会長特別企画2「腎臓病の克服を目指して2-総力を結集する Japan Kidney Summit-」

日時:8月20日(木曜日)14:30-16:30
会場:第1会場(アネックスホール 2階 F201~204)
司会:深川 雅史(東海大学医学部腎内分泌代謝内科)
司会:柏原 直樹(川崎医科大学腎臓・高血圧内科学)

  1. 加藤勝信厚生労働大臣よりビデオメッセージ
  2. 腎臓病の克服を目指して:小児腎臓専門医の立場から
    服部 元史(東京女子医科大学腎臓小児科)
  3. 腎臓病の克服を目指してー日本透析医学会の立場からー
    中元 秀友(埼玉医科大学総合診療内科)
  4. 高齢化社会における腹膜透析普及への課題
    水口  潤(川島病院)
  5. 腎代替療法としての腎移植医療~日本の現状と課題~
    剣持  敬(藤田医科大学医学部移植・再生医学)

Special Session「COVID-19 and kidney diseases -to conquer the COVID-19 pandemic」

日時:8月19日(水曜日)13:30-15:30
会場:第1会場(アネックスホール 2階 F201~204)
司会:柏原 直樹(President of JSN / Department of Nephrology/Hypertension, Kawasaki Medical School)
司会:南学 正臣(President of APSN / Division of Nephrology and Endocrinology, The University of Tokyo Graduate School of Medicine)

  1. Activities of the ASN during the COVID-19 pandemic
    Anupam Agarwal(president of ASN / University of Alabama at Birmingham)
  2. Global nephrology during and after COVID
    Vivekanand Jha(president of ISN / George Institute for Global Health)
  3. COVID-19 kidney disease research in Europe and in Germany
    Christoph Wanner(President of ERA-EDTA / University Hospital of Würzburg)
  4. Combat against COVID-19 in Japan and Asia
    南学 正臣(President of APSN / Division of Nephrology and Endocrinology, The University of Tokyo Graduate School of Medicine)

特別シンポジウム「COVID-19と腎臓病」

日時:8月21日(金曜日)9:00-11:00
会場:第1会場(アネックスホール 2階 F201~204)
司会:和田  淳(岡山大学大学院医歯薬学総合研究科腎・免疫・内分泌代謝内科学)
司会:熊谷 裕生(防衛医科大学校腎臓内分泌内科)

  1. 神奈川県内の当教室関連医療機関でのCOVID-19入院患者の検討と第二波に備えた透析患者向け神奈川モデル体制構築について
    田村 功一(横浜市立大学医学部循環器・腎臓・高血圧内科学)
  2. 透析患者におけるCOVID-19の現況と対策
    菊地  勘(医療法人社団豊済会下落合クリニック)
  3. COVID-19:重症化のメカニズムと集中治療
    西田  修(藤田医科大学麻酔・侵襲制御医学講座)
  4. COVID-19における急性腎障害
    土井 研人(東京大学救急科学)
  5. COVID-19 に対する展望と日本腎臓学会の取り組み
    南学 正臣(東京大学医学部附属病院腎臓・内分泌内科)

特別企画「公的研究の概要」

日時:8月19日(水曜日)14:10-15:10
会場:第2会場(ノース 3階 G303+G304)
司会:成田 一衛(新潟大学腎研究センター腎・膠原病内科学)

  1. 日本腎臓学会会員によるAMED採択事業
    岡田 浩一(埼玉医科大学腎臓内科)
  2. AMEDと腎疾患実用化研究事業について
    相川  厚(日本医療研究開発機構(AMED)腎疾患実用化研究事業)

シンポジウム1「腎病理CME 系統的腎病理教育シリーズ:内皮細胞障害を考える」

日時:8月19日(水曜日)9:15-11:15
会場:第2会場(ノース 3階 G303+G304)
司会:北村 博司(国立病院機構千葉東病院臨床病理診断部)
司会:小川 弥生(北海道腎病理センター)

  1. 内皮細胞障害の機序と臨床所見
    原 怜史(金沢大学附属病院リウマチ・膠原病内科)
  2. 内皮細胞障害の典型的所見と考え方
    大橋 隆治(日本医科大学統御機構診断病理学)
  3. 組織学的観点からみた内皮細胞障害の鑑別
    橋口 明典(慶應義塾大学病理学教室)
  4. 内皮細胞傷害に関連した最近の知見
    岩崎 沙理(市立札幌病院・病理診断科)

企画のねらい・対象者

腎生検病理診断の基礎教育を目的とした講習会「腎病理夏の学校」に続く、腎生検病理診断学の継続的な学習の機会を提供します。特徴的所見のきちんとした捉え方(若手向き)に始まり、鑑別診断(若手~中堅向き)-典型例~関連する希少例の呈示(中堅~シニア向き)-最近の知見(全聴衆へ)へ発展することで、病態を系統的に理解し、会員の継続的なスキルアップにつなげる企画です。


○ 後期研修医以降(専門医試験受験前)
○ 腎臓専門医(指導医)
○ 専門医(循環器・腎臓・高血圧内科学領域)

シンポジウム2「腎臓病を克服する―腎臓病対策の全国展開と地域での活動(NPO法人日本腎臓病協会合同企画)」

日時:8月19日(水曜日)9:00-11:00
会場:第3会場(ノース 3階 G314+G315)
司会:成田 一衛(新潟大学腎研究センター腎・膠原病内科学)

  1. NPO法人日本腎臓病協会の取り組みの現状
    伊藤 孝史(島根大学医学部附属病院腎臓内科)
  2. 地域における糖尿病性腎症重症化予防の取り組み
    茅山加奈江(石川県国民健康保険団体連合会健康づくり支援課)
  3. 南城市新規人工透析予防の取り組み~医療との連携~
    森田ゆかり(南城市役所・健康増進課)
  4. 腎臓サポート協会としての取り組みの現状
    雁瀬 美佐(NPO法人腎臓サポート協会)
  5. 全国腎臓病協議会としての取り組みの現状
    馬場  享(一般社団法人全国腎臓病協議会)→発表はなくなりました
  6. 多発性嚢胞腎財団日本支部の取り組みの現状
    程内 栄子(多発性嚢胞腎財団日本支部)
  7. 全国ファブリー病患者と家族の会としての取り組みの現状
    原田 久生(一般社団法人全国ファブリー病患者と家族の会(別称:ふくろうの会))

企画のねらい・対象者

腎臓学会と腎臓病の患者会との交流を促進する。


○ 後期研修医以降(専門医試験受験前)
○ 腎臓専門医(指導医)
○ 専門家(領域:すべての医療スタッフ)

シンポジウム3「糸球体疾患に対する生物学的製剤の可能性と問題点-Current and Future Indications-」

日時:8月19日(水曜日)9:00-11:00
会場:第10会場(ノース 3階 G301+G302)
司会:長谷川みどり(藤田医科大学腎臓内科学)
司会:藤田 直也(あいち小児保健医療総合センター腎臓科)

  1. ANCA関連疾患に対する生物学的製剤治療
    臼井 丈一(筑波大学腎臓内科)
  2. 全身性エリテマトーデスに対する生物学的製剤治療
    金子 祐子(慶應義塾大学リウマチ・膠原病内科)
  3. ネフローゼ症候群に対する生物学的製剤治療
    勝野 敬之(愛知医科大学腎臓・リウマチ膠原病内科)
  4. IgA腎症に対する生物学的製剤治療の可能性
    鈴木  仁(順天堂大学附属浦安病院腎・高血圧内科)
  5. 難治性ネフローゼ症候群に対するリツキシマブ療法-問題点と注意点―
    亀井 宏一(国立成育医療研究センター腎臓・リウマチ・膠原病科)

企画のねらい・対象者

近年生物学的製剤、特にリツキシマブの使用機会がANCA関連疾患やネフローゼに対し増加し、一定の治療効果を上げているが、一方でPMLなど重篤な合併症のリスクも懸念される。そこで、生物学製剤の適切な適応について議論する必要があると考える。


○ 後期研修医以降(専門医試験受験前)
◎ 腎臓専門医(指導医)
○ 専門家(領域:基礎研究者)

シンポジウム4「ミトコンドリアUP TO DATE-ミトコンドリア腎症のすべてが分かるシンポジウム-」

日時:8月19日(水曜日)9:00-11:00
会場:第11会場(ノース 4階 G401+G402)
司会:長田 道夫(筑波大学医学医療系)
司会:濱崎 祐子(東邦大学医学部腎臓学講座)

  1. 症例提示:COQ6遺伝子の複合ヘテロ接合性変異を同定した乳児ネフローゼ症候群の一例
    岡本 孝之(北海道大学小児科)
  2. ミトコンドリア腎症総論
    今澤 俊之(国立病院機構千葉東病院腎臓内科)
  3. ミトコンドリア病の新規バイオマーカーGDF15:研究室から診断デバイス開発へ
    古賀 靖敏(久留米大学小児科)
  4. ミトコンドリア腎症の病理
    原  重雄(神戸市立医療センター中央市民病院)
  5. ミトコンドリア腎症と遺伝子
    野津 寛大(神戸大学医学部小児科)
  6. ミトコンドリア病の解説と治療法開発の最前線
    村山  圭(千葉県こども病院代謝科)
  7. ミトコンドリア腎症の新規治療薬開発
    阿部 高明(東北大大学院医工学研究科分子病態医工学/医学系研究科)

企画のねらい・対象者

近年ミトコンドリア腎症が注目を集めており、また一部はコエンザイムQ10治療が著効する。本シンポジウムで病態、診断法、治療法およびミトコンドリアの解説、さらに現在開発中のMA-5に関するメカニズムのみならず開発の苦労話をお話しいただき、本シンポジウムへの参加によりミトコンドリア腎症がすべて理解できるようにする。


○ 学生
○ 初期研修医
○ 後期研修医以降(専門医試験受験前)
◎ 腎臓専門医(指導医)
○ 専門家(領域:ミトコンドリア)

シンポジウム5「AKI基礎研究の最前線 究極のアンメットニーズへの挑戦」

日時:8月19日(水曜日)9:00-11:00
会場:第12会場(ノース 4階 G403+G404)
司会:井上  剛(長崎大学大学院医歯薬学総合研究科内臓機能生理学)
司会:中野 大介(香川大学薬理学)

  1. Urinary exosomal molecules in acute kidney injury
    園田 紘子(宮崎大学獣医薬理学研究室)
  2. Glomerular filtrate proteins induce the AKI-to-CKD transition in a mouse model of acute cardiorenal syndrome
    松下 克之(九州大学病院手術部)
  3. Tubular inflammation via cGAS-STING pathway is a therapeutic target for Acute Kidney Injury
    前川  洋(東京大学医学部附属病院血液浄化療法部)
  4. Tertiary lymphoid tissue as a novel kidney injury marker and potential therapeutic target
    佐藤 有紀(京都大学大学院医学研究科腎臓内科学)
  5. Role of the DNA damage response in kidney tubular epithelial cells on acute kidney injury and subsequent CKD transition
    岸  誠司(川崎医科大学総合臨床医学)

企画のねらい・対象者

ブレイクスルーの期待されているAKI基礎研究領域において、新たなメカニズムを明らかにしつつある研究者に、自身のデータに基づいたAKI病態解明について講演頂く。十分な時間を取って質疑応答が活発なシンポジウムにしたい。


○ 後期研修医以降(専門医試験受験前)
◎ 腎臓専門医(指導医)
○ 専門家(領域:腎臓病)

シンポジウム6「モダリティと創薬ユニットの2面から考える腎疾患創薬-令和の腎創薬はOne Teamを目指して-」

日時:8月19日(水曜日)15:10-17:10
会場:第2会場(ノース 3階 G303+G304)
司会:長谷川一宏(慶應義塾大学医学部腎臓内分泌代謝内科)
司会:勝見 英正(京都薬科大学薬剤学分野)

  1. 核酸医薬開発の現状と今後の展望
    井上 貴雄(国立医薬品食品衛生研究所)
  2. 腎とエピゲノム創薬と核酸医薬の将来
    三村維真理(東京大学医学部附属病院腎臓内分泌内科)
  3. セリン修飾を利用した腎臓ターゲティング型ドラッグデリバリーシステム(DDS)の開発と腎臓疾患治療への応用
    勝見 英正(京都薬科大学薬剤学分野)
  4. ウィルスベクターと腎-たどり着くべき導入先は、尿細管か糸球体か-
    長谷川一宏(慶應義塾大学医学部腎臓内分泌代謝内科)
  5. Bench to Bedsideを目指した産官学連携プラットフォームづくり; 腎臓再生実用化を例に
    横尾  隆(東京慈恵会医科大学腎臓・高血圧内科)

企画のねらい・対象者

腎における今後の新規モダリティ テクノロジー、特に創設的な核酸医薬の展望を下記の課題から考査し、令和の創薬を創見する。
・腎における核酸医薬の展望ーアンチセンス、アプタマー、CpGオリゴ、siRNA、miRNA(mimic)、脂質結合オリゴの確立―
・腎におけるnew モダリティの展望ー抗体、核酸、中分子医薬、ADC(抗体薬物複合体)の位置づけー
・腎における今後の知的財産や橋渡し研究に重要な新しいシーズと組織的枠組みの構築
・作動薬・拮抗薬以外の核内受容体リガンド創製など
・腎構成細胞特異的DDS(Drug Delirivery System)を可能にする新規組み換え型アデノウィルスベクターとgene therapyへの応用
・日本腎臓学会と日本腎臓協会とアカデミア・企業の疾患創薬ユニットとしてのプラットフォーム形成


○ 後期研修医以降(専門医試験受験前)
○ 腎臓専門医(指導医)
○ 専門家(領域:基礎研究者)

シンポジウム7「嚢胞性腎疾患-最近の知見に基づく診断と治療-」

日時:8月19日(水曜日)15:00-17:00
会場:第3会場(ノース 3階 G314+G315)
司会:中西 浩一(琉球大学大学院育成医学(小児科))
司会:土谷  健(東京女子医科大学血液浄化療法科)

  1. 嚢胞性腎疾患の分類と病理診断
    武田 朝美(名古屋第二赤十字病院腎臓内科)
  2. 常染色体優性尿細管間質性腎疾患の分類と病理診断
    北村 博司(国立病院機構千葉東病院臨床病理診断部)
  3. 小児領域における嚢胞性腎疾患
    佐藤  舞(国立成育医療研究センター腎臓・リウマチ・膠原病科)
  4. ADPKDと遺伝子
    望月 俊雄(東京女子医科大学多発性嚢胞腎病態研究部門)
  5. ADPKDの自然経過と生涯治療戦略
    西尾 妙織(北海道大学病院内科Ⅱ)
  6. ADPKDの治療-これまでとこれから-
    武藤  智(順天堂大学大学院医学研究科泌尿器外科学)

企画のねらい・対象者

さまざまな嚢胞性腎疾患の特徴を整理して確実な診断につなげること、また成人診療科と小児科それぞれの立場での嚢胞性腎疾患に対する認識を共有すること、さらに治療の現状と今後の戦略を紹介する。


○ 初期研修医
○ 後期研修医以降(専門医試験受験前)
◎ 腎臓専門医(指導医)
○ 専門家(領域:嚢胞性腎疾患)

シンポジウム8「慢性腎臓病と心不全/左室肥大、心筋障害」

日時:8月19日(水曜日)15:00-17:00
会場:第10会場(ノース 3階 G301+G302)
司会:常喜 信彦(東邦大学医療センター大橋病院腎臓内科)
司会:中川 直樹(旭川医科大学内科学講座循環・呼吸・神経病態内科学分野)

  1. 圧負荷の観点から慢性腎臓病患者の血圧管理を考える
    井手 友美(九州大学循環器内科)
  2. 心容量負荷の観点から慢性腎臓病患者の体液管理を考える
    猪又 孝元(北里大学北里研究所病院循環器内科)
  3. 糖尿病性腎臓病における心筋障害発症機序と治療を考える
    深水  圭(久留米大学内科学講座腎臓内科部門)
  4. FGF23の観点から慢性腎臓病患者の心筋障害を考える
    松井  功(大阪大学腎臓内科学)
  5. 貧血および鉄動態の心筋障害への影響について
    藤井 秀毅(神戸大学腎臓内科、腎・血液浄化センター)

企画のねらい・対象者

非虚血性に心筋障害、左室肥大をきたす病態のup-to-date、予防について知識を深める。


◯ 学生
◯ 初期研修医
◯ 後期研修医以降(専門医試験受験前)
◎ 腎臓専門医(指導医)
◎ 専門家(領域:循環器・腎臓・高血圧内科学)

シンポジウム9「AKIにおけるControversy 科学的な議論をしよう!」

日時:8月19日(水曜日)15:00-17:00
会場:第11会場(ノース 4階 G401+G402)
司会:長浜 正彦(聖路加国際病院腎臓内科)
司会:柴垣 有吾(聖マリアンナ医科大学腎臓・高血圧内科)

  1. 重症病態における造影剤使用のリスク・ベネフィット
    宮本 佳尚(東京大学医学系研究科腎臓内科)
  2. AKIに心房性Na利尿ペプチドは本当に有効か?
    山田 博之(京都大学医学部附属病院腎臓内科)
  3. 腎うっ血は積極的に解除すべきか?
    阿部 雅紀(日本大学腎臓高血圧内分泌内科)
  4. AKI診療にRenal functional reserveが及ぼす影響
    磯部 伸介(浜松医科大学第一内科)

企画のねらい・対象者

AKIの臨床において高い頻度で遭遇するものの、エビデンスが乏しく確固たる根拠のないまま対応がなされている病態・治療などが複数存在する。このようなControversyを見過ごすことなく真摯に考えることは、AKI診療に携わる者の責務である。


◎ 後期研修医以降(専門医試験受験前)
○ 腎臓専門医(指導医)
○ 専門家(領域:腎臓病)

シンポジウム10「大規模データベース解析の方向性と展開:CKD対策にどう活かすか」

日時:8月19日(水曜日)15:00-17:00
会場:第12会場(ノース 4階 G403+G404)
司会:山縣 邦弘(筑波大学腎臓内科学)
司会:山本 陵平(大阪大学キャンパスライフ健康支援センター)

  1. 特定健診データ:CKD疫学研究の実績と政策提言への展開
    今田 恒夫(山形大学公衆衛生学衛生学)
  2. 臨床研究を可能とした国保データベース(KDB)による地域保健活動への展開
    永井  恵(筑波大学腎臓内科学)
  3. 大規模レセプトデータを利用した腎臓関連疾患および治療の分析
    満武 巨裕(医療経済研究機構)
  4. 包括的慢性腎臓病データベース(J-CKD-DB)とリアルワールドデータベースの活用
    神田英一郎(川崎医科大学)
  5. Pharmaco-Epidemiological Studies from Real-World Administrative Data:解析の方向性と CKD 領域への展開の可能性
    香坂  俊(慶應義塾大学循環器内科)

企画のねらい・対象者

近年、検診(健診)、レセプト、介護情報、種々の診療情報データなどを含み様々な方法で収集された大規模なデータベースが急速に構築されている。画期的な解析成果の量産が期待されるが必ずしも容易ではない。各データベースを用いて我々は何ができ何ができないのか。
本シンポジウムではそれぞれのデータベースの特性や限界、解析の可能性と方向性を理解し、CKD関連領域の政策提言や臨床研究の展開にいかに効果的に繋げてゆくのか考えたい。


○ 後期研修医以降(専門医試験受験前)
◎ 腎臓専門医(指導医)

シンポジウム11「DKDと食事 Up to date(日本糖尿病学会合同企画)」

日時:8月20日(木曜日)9:00-11:00
会場:第2会場(ノース 3階 G303+G304)
司会:岡田 浩一(埼玉医科大学腎臓内科)
司会:植木浩二郎(国立国際医療研究センター研究所糖尿病研究センター)

  1. エネルギー必要量の設定
    森野勝太郎(滋賀医科大学糖尿病内分泌・腎臓内科)
  2. CKD、DKD患者への食事療法:腎臓専門医の立場から(たんぱく質制限の効果も含め)
    細島 康宏(新潟大学腎研究センター病態栄養学講座)
  3. 糖尿病患者における食事療法~炭水化物と食塩に着目して~
    牛込 恵美(京都府立医科大学内分泌・代謝内科)
  4. 高齢DKD患者への配慮:フレイル対策の観点から
    武田 尚子(滋賀医科大学附属病院血液浄化部)

企画のねらい・対象者

両学会合同でシンポジウムを開催することにより、最重要課題であるDKDの食事療法に対する考え方、取り組み方の専門医間における相違を明確にし、両学会連携によるDKD対策の今後の発展につなげる。


○ 初期研修医
○ 後期研修医以降(専門医試験受験前)
◎ 腎臓専門医(指導医)

シンポジウム12「腎臓内科医が知るべきリン代謝(日本骨代謝学会・日本CKD-MBD研究会合同企画)」

日時:8月20日(木曜日)8:30-10:00
会場:第10会場(ノース 3階 G301+G302)
司会:瀬川 博子(徳島大学大学院医歯薬学研究部応用栄養学分野)
司会:谷口 正智(福岡腎臓内科クリニック)

  1. 保存期腎臓病患者の血清リン値の管理目標値はどこにすべきか?
    駒場 大峰(東海大学医学部腎内分泌代謝内科)
  2. 保存期腎臓病患者におけるリン吸着薬の使い方
    溝渕 正英(昭和大学医学部内科学講座腎臓内科学部門)
  3. リンの管理におけるマグネシウムの重要性
    坂口 悠介(大阪大学腎疾患臓器連関制御学寄附講座)

企画のねらい・対象者

CKDではリンを含む骨ミネラル代謝の異常が起こり、その異常が様々な悪影響を与えるため、リンの管理が重要であることは知られており、またガイドラインにより管理についてステートメントが示されています。ただCKDにおいて、どのようにリンを管理すべきかについて未解明の部分がまだたくさんあり、ガイドラインにも限界があることはあまり知られていないように思われます。
そのため本企画ではなぜリンを管理しなければいけないのか、またリンを管理する際の注意点について、議論を深めていただけたらと思いました。
各講演について、まず、リンの目標値がなぜこの値なのか、またこの目標値の限界についてや、リン吸着薬の使い方についての演題は必要と考えました。またリンの管理について画一的にすべきかということも議論になると思われ、その一つとしてリンの管理におけるマグネシウムの影響についても企画しました。


○ 学生
○ 初期研修医
○ 後期研修医以降(専門医試験受験前)
◎ 腎臓専門医(指導医)

シンポジウム13「高血圧の成因 Up date」

日時:8月20日(木曜日)8:30-11:00
会場:第11会場(ノース 4階 G401+G402)
司会:内田 治仁(岡山大学CKD・CVD地域連携包括医療学)
司会:田村 功一(横浜市立大学医学部循環器・腎臓・高血圧内科学)

  1. 食塩による高血圧発症のメカニズム~ASN Homer W. Smith Award受賞記念講演~
    藤田 敏郎(東京大学先端科学技術研究センター)
  2. MR拮抗薬と高血圧関連疾患
    柴田  茂(帝京大学医学部内科学講座腎臓内科)
  3. 受容体結合タンパク(ATRAP)による血圧と臓器障害制御 Up date
    涌井 広道(横浜市立大学医学部循環器・腎臓・高血圧内科学)
  4. 慢性腎臓病における塩分感受性亢進と免疫機構によるWNKシグナル制御
    蘇原 映誠(東京医科歯科大学腎臓内科)
  5. アンジオテンシン関連ペプチドUp date:組織レニン・アンジオテンシン系とビッグアンジオテンシン-25
    永田さやか(宮崎大学内科学講座循環体液制御学分野)
  6. 炎症・酸化ストレス Up date
    長洲  一(川崎医科大学腎臓・高血圧内科学)

企画のねらい・対象者

高血圧成因研究の最新の知見について知識を深める。


◯ 学生
◯ 初期研修医
◯ 後期研修医以降(専門医試験受験前)
◎ 腎臓専門医(指導医)
◎ 専門家(領域:循環器・腎臓・高血圧内科学)

シンポジウム14「二次性糸球体疾患の基礎と臨床」

日時:8月20日(木曜日)8:30-10:30
会場:第12会場(ノース 4階 G403+G404)
司会:廣村 桂樹(群馬大学腎臓・リウマチ内科)
司会:杉山  斉(岡山大学血液浄化療法人材育成システム開発学)

  1. 日本人集団におけるANCA関連血管炎および全身性エリテマトーデス関連遺伝子の解析
    土屋 尚之(筑波大学分子遺伝疫学研究室)
  2. ANCA関連血管炎の臨床:診療ガイドラインの現状と今後の課題
    駒形 嘉紀(杏林大学腎臓・リウマチ膠原病内科)
  3. ループス腎炎の腎局在細胞を介した病態解明
    一瀬 邦弘(長崎大学病院リウマチ膠原病内科)
  4. ループス腎炎の改訂組織分類と新規バイオマーカー
    坪井 直毅(藤田医科大学腎臓内科学講座)
  5. IgA血管炎の病態と治療
    藤元 昭一(宮崎大学血液・血管先端医療学講座)

企画のねらい・対象者

頻度の高い二次性糸球体疾患を取り上げ、基礎と臨床の両者の観点から最新の研究成果を紹介するとともに、今後の展望について解説する。本シンポジウムを聴講することにより、全身性疾患から糸球体障害をきたす病態とその治療の概要について、現状と最新の研究成果を把握できる。


○ 後期研修医以降(専門医試験受験前)
◎ 腎臓専門医(指導医)
○ 専門家(領域:基礎研究者)

シンポジウム15「造血器疾患からみたOncoNephrology:血液内科と腎臓内科の立場から」

日時:8月20日(木曜日)14:00-16:00
会場:第2会場(ノース 3階 G303+G304)
司会:松原  雄(京都大学腎臓内科)
司会:飯田 真介(名古屋市立大学大学院医学研究科血液・腫瘍内科学)

  1. MGRS症例への治療により得られた腎組織の変化
    平塩 秀磨(広島大学病院腎臓内科)
  2. 腎臓内科からみたMGRS:常識にとらわれず次の一歩を
    水野 真一(JCHO仙台病院腎センター)
  3. POEMS症候群とTAFRO症候群
    中世古知昭(国際医療福祉大学血液内科学)
  4. 多発性骨髄腫における腎障害の鑑別と治療
    飯田 真介(名古屋市立大学血液・腫瘍内科)
  5. 腎アミロイドーシスをめぐる病態と診療の最前線-アミロイドーシスの新規診断体制
    山下 太郎(熊本大学病院アミロイドーシス診療センター/脳神経内科)
  6. 造血幹細胞移植後の腎障害
    澤  直樹(虎の門病院腎センター内科)

企画のねらい・対象者

近年、血液疾患に伴う腎疾患が散見され、腎臓内科医がコンサルテーションを受ける機会も増えています。特にMGRSに関してはその診断および治療適応について血液内科医との緊密な連携が必要です。本セッションは血液内科医と腎臓内科医で構成し、それぞれの立場から最新の知見をご紹介いただきます。


○ 学生
○ 初期研修医
○ 後期研修医以降(専門医試験受験前)
◎ 腎臓専門医(指導医)

シンポジウム16「日本腎臓学会サポーターへの誘い-自らをより活かすために-」

日時:8月20日(木曜日)15:00-17:00
会場:第11会場(ノース 4階 G401+G402)
司会:乳原 善文(虎の門病院分院腎センター内科)
司会:安田  隆(吉祥寺あさひ病院)

  1. サポーター制度の概要
    古市 賢吾(金沢医科大学腎臓内科学)
  2. 腎臓病の克服のために~診療ガイドライン作成など複数のサポートにより得られたこと~
    金森 弘志(市立福知山市民病院腎臓内科)
  3. 腎臓学会会員を5倍楽しむ方法―World Kidney Day活動支援などの経験から
    嶋  英昭(吉栄会病院内科)

企画のねらい・対象者

日本腎臓学会サポーター制度は、自主的にJSNおよびJKAの様々な活動を支援することにより、両会のさらなる発展に寄与するとともに、サポートを通じて様々な会員と知り合うことを通じて自身の活躍の場を拡げていくことを目的としている。本シンポジウムでは多くの会員の方々が本制度を理解し、有効に活用できるできるように、サポーター制度および実際にサポート活動を複数行った演者から得られた成果とさらなる制度改善のための提言を紹介していただきます。


○ 学生
○ 初期研修医
◎ 後期研修医以降(専門医試験受験前)
○ 腎臓専門医(指導医)

シンポジウム17「ポストSGLT2阻害薬時代の糖尿病性腎臓病の新規治療戦略」

日時:8月21日(金曜日)9:00-11:00
会場:第2会場(ノース 3階 G303+G304)
司会:豊田 雅夫(東海大学医学部腎内分泌代謝内科)
司会:古市 賢吾(金沢医科大学腎臓内科学)

  1. オーバービュー:DKD診療の現状と課題
    古市 賢吾(金沢医科大学腎臓内科学)
  2. 内皮および上皮細胞の恒常性破綻と糖尿病腎線維化
    髙垣 雄太(金沢医科大学糖尿病内分泌内科学)
  3. SGLT2阻害薬の臨床的有用性
    川浪 大治(福岡大学医学部内分泌・糖尿病内科学)
  4. 低分子量Gタンパク質シグナル異常と腎障害
    的場圭一郎(東京慈恵会医科大学内科学講座糖尿病・代謝・内分泌内科)
  5. DKD新規治療戦略としてのインクレチン関連薬への期待
    藤田 浩樹(秋田大学内分泌・代謝・老年内科学)
  6. 糖尿病性腎臓病に対する新規治療薬の開発状況~新たなエビデンス~
    四方 賢一(岡山大学病院新医療研究開発センター)

企画のねらい・対象者

SGLT2阻害薬による糖尿病症例における腎合併症の進展抑制効果はほぼ間違いない。しかし、SGLT2阻害薬投与にても腎障害の進行は完全には阻止できない。本シンポジウムではSGLT2阻害薬の腎保護作用の機序とSGLT2阻害薬投与下における残存リスクについて最新の情報に基づき解説する。本シンポジウムを聴講することにより、腎合併症の更なる制御・克服に向けた新たな治療戦略を理解することができる。


○ 初期研修医
○ 後期研修医以降(専門医試験受験前)
◎ 腎臓専門医(指導医)
○ 専門家(領域:薬剤師、糖尿病内科医師)

シンポジウム18「移植腎長期生着に対する方策:腎臓内科医は腎移植にどう関わるか?」

日時:8月21日(金曜日)9:00-11:00
会場:第11会場(ノース 4階 G401+G402)
司会:升谷 耕介(福岡大学医学部腎臓・膠原病内科学)
司会:豊田麻理子(熊本赤十字病院腎臓内科)

  1. 生体ドナー評価と、レシピエントの移植後腎機能に与える影響について
    小口 英世(東邦大学医学部腎臓学講座)
  2. 移植腎長期生着のための移植腎機能低下要因の管理~特に非免疫学的要因について~
    谷澤 雅彦(聖マリアンナ医科大学腎臓・高血圧内科)
  3. 時系列別にみる移植腎病理の考え方
    原  重雄(神戸市立医療センター中央市民病院)
  4. 腎移植後拒絶反応に対する方策
    平光 高久(名古屋第二赤十字病院移植・内分泌外科)
  5. 腎移植後のフレイルやサルコペニアと腎臓リハビリテーション
    矢西 正明(関西医科大学腎泌尿器外科学講座)
  6. 移植後のCKD-MBDおよび貧血の管理に対して腎臓内科医ができること
    藤井 直彦(兵庫県立西宮病院腎疾患総合医療センター・腎臓内科)

企画のねらい・対象者

腎移植領域における内科医と外科医の連携を中心に内科・外科の双方より移植腎長期成績について議論することで、移植腎長期生着に対する方策を明らかにすることを狙いとして企画しました。この分野は移植医療に明るくない腎臓専門医も参加しやすい内容であると考えています。


○ 学生
○ 初期研修医
◎ 後期研修医以降(専門医試験受験前)
○ 腎臓専門医(指導医)
○ 専門家(領域:移植外科医)

シンポジウム19「若手のための症例を通して学ぶ腎病理の基本」

日時:8月21日(金曜日)9:00-11:00
会場:第12会場(ノース 4階 G403+G404)
司会:長田 道夫(筑波大学医学医療系)
司会:門川 俊明(慶應義塾大学医学教育統轄センター)

  1. 症例1
    富樫  良(帝京大学医学部内科学講座)
    指導医:山崎  修(帝京大学医学部内科学講座)
  2. 症例2
    髙柳 俊亮(京都大学医学部付属病院腎臓内科)
    指導医:石井  輝(京都大学腎臓内科)
  3. 症例3
    中野  穣(名古屋第二赤十字病院腎臓内科)
    指導医:水谷 南美(名古屋市立東部医療センター腎臓内科)

企画のねらい・対象者

少数の症例をバーチャルスライドを使ってじっくりと解説し、病変の読み方と鑑別診断といった基本的な腎病理を読む力を身につけることを目的とする。
CME腎病理や腎病理コンサルテーションは、診断困難例などを扱いかなりレベルが高いので、その入門編に位置付けるものであり、普段、腎病理を読む機会の少ない若手医師でも十分ついていけるようなレベル設定でおこなう。


○ 初期研修医
○ 後期研修医以降(専門医試験受験前)

シンポジウム20「新しい腎性貧血治療薬としてのHIF-PHD阻害薬~これを聞けば全てが分かります~」

日時:8月21日(金曜日)14:00-16:00
会場:第1会場(アネックスホール 2階 F201~204)
司会:南学 正臣(東京大学腎臓・内分泌内科)
司会:西  慎一(神戸大学大学院腎臓内科)

  1. HIF-PHDを介した低酸素感知・応答システムの制御機構
    合田 亘人(早稲田大学理工学術院)
  2. EPO産生能を喪失した障害腎でのHIF-PHD阻害薬によるEPO産生誘導機序
    鈴木 教郎(東北大学酸素医学分野)
  3. HIF-PHD阻害薬の腎臓への影響について
    田中 哲洋(東京大学腎臓・内分泌内科)
  4. HIF-PH阻害剤-低酸素応答が個体に与える影響-
    南嶋 洋司(群馬大学大学院医学系研究科生化学講座)
  5. HIF-PHD阻害薬の臨床試験における効果について
    濱野 高行(名古屋市立大学腎臓内科)

企画のねらい・対象者

2019年のノーベル医学・生理学賞の受賞テーマ「低酸素応答の分子機構の解明」は腎臓病との縁がたいへん深く今後、貧血治療が大きく変わると想定されます。そこで国内最先端の研究者(受賞者のお弟子さんも含む)を招聘して、特にCKDの保存期に中点を置いて現在の同分野の新しい話題を提供していただく。


○ 学生
○ 初期研修医
○ 後期研修医以降(専門医試験受験前)
◎ 腎臓専門医(指導医)
○ 専門家(領域:基礎研究者)

シンポジウム21「論文投稿のすすめ~いい論文を書くには」

日時:8月21日(金曜日)13:55-14:55
会場:第3会場(ノース 3階 G314+G315)
司会:要  伸也(杏林大学腎臓・リウマチ膠原病内科)
司会:守山 敏樹(大阪大学キャンパスライフ健康支援センター)

  1. CEN/CEN、JJNの編集方針と査読の流れ
    要  伸也(杏林大学腎臓・リウマチ膠原病内科)
  2. 査読の心得と査読方法の実際
    後藤  眞(新潟大学腎研究センター腎・膠原病内科学)
  3. 医学論文の書き方
    久米 真司(滋賀医科大学糖尿病内分泌・腎臓内科)

企画のねらい・対象者

会員(とくに若手)に編集委員会の活動と、その中核である英文誌CEN/CENCの編集方針と査読システムを周知するとともに、査読方法も意識した医学論文の書き方を学んでもらうことによって、論文の投稿を促進することを目的とする。


○ 後期研修医以降(専門医試験受験前)
○ 腎臓専門医(指導医)

シンポジウム22「J-RBR/J-KDRレジストリーの年次報告」

日時:8月21日(金曜日)15:00-16:00
会場:第3会場(ノース 3階 G314+G315)
司会:佐藤  博(JR仙台病院内科)
司会:清水  章(日本医科大学解析人体病理学)

  1. 腎臓病総合レジストリー(J-RBR/J-KDR)2019年次報告と経過報告
    杉山  斉(岡山大学)
  2. J-RBR登録症例におけるわが国のファブリー病関連腎症の実態調査
    那須  誠(久留米大学医学部内科学講座腎臓内科部門)
  3. J-RBRを利用したわが国の腎性AKIの臨床像および組織所見の検討
    茂庭 仁人(札幌医科大学循環器腎臓代謝内分泌内科)
  4. 日本腎臓病総合レジストリーにおける小児とAYA世代についての臨床像と病理所見の検討
    漆原 真樹(徳島大学病院小児科)
  5. 原発性糸球体腎炎における発症・病勢の季節性変動
    神崎  剛(東京慈恵会医科大学腎臓・高血圧内科)
  6. 日本腎生検レジストリーにおける急速進行性糸球体腎炎の臨床・病理学的特徴の検討
    森永 裕士(岡山大学病院医療情報部)

企画のねらい・対象者

全学会員を対象に日本腎臓学会で取り組んでいる腎臓病レジストリーの現状、およびレジストリーを用いて行われている一次研究・二次研究の途中経過や研究成果を報告する。


〇 初期研修医
〇 後期研修医以降(専門医試験受験前)
◎ 腎臓専門医(指導医)
〇 専門医(循環器・腎臓・高血圧内科学領域)

シンポジウム23「実践!電解質道場~生理学から臨床現場への応用~」

日時:8月21日(金曜日)14:00-16:00
会場:第12会場(ノース 4階 G403+G404)
司会:門川 俊明(慶應義塾大学医学教育統轄センター)
司会:志水 英明(大同病院腎臓内科)

  1. ハルペリンの哲学を学ぶ~AG正常の代謝性アシドーシスの症例を通して~
    門川 俊明(慶應義塾大学医学教育統轄センター)
  2. ナトリウム・水代謝異常 臨床に役立つ腎生理
    杉本 俊郎(滋賀医科大学総合内科学講座・東近江総合医療センター)
  3. 腎生理から考えるカリウム代謝異常の臨床的意義
    泉 裕一郎(熊本大学病院地域医療連携ネットワーク実践学寄附講座)
  4. 見逃してはいけない代謝性アシドーシス
    山口  真(愛知医科大学)
  5. 気をつけるべき薬剤
    塚原 知樹(川崎幸病院)

企画のねらい・対象者

電解質異常や酸塩基平衡異常においては、十分はエビデンスが存在しているわけではないが、生理学からの理解をもとに、病態を考えながら対応していく必要がある。また、その病態を考えることが電解質異常や酸塩基平衡異常の魅力でもある。今年の電解質道場では、より病態を意識し、それを臨床現場に生かすことための電解質異常や酸塩基平衡異常を学ぶ。

○ 後期研修医以降(専門医試験受験前)
○ 腎臓専門医(指導医)

Educational Symposium「MR関連高血圧」

日時:8月21日(金曜日)14:00-15:45
会場:第10会場(ノース 3階 G301+G302)
司会:伊藤 貞嘉(公立刈田綜合病院)
司会:長瀬 美樹(杏林大学肉眼解剖学)

  1. Overview: MR関連高血圧および臓器障害
    柴田 洋孝(大分大学医学部内分泌代謝・膠原病・腎臓内科学講座)
  2. 食塩感受性高血圧の臨床像とMRBを用いた治療戦略
    土橋 卓也(製鉄記念八幡病院)
  3. 高血圧治療におけるMRBの役割
    下澤 達雄(国際医療福祉大学成田病院臨床検査科)

共催:第一三共株式会社

教育講演1「リンの制御機構(日本骨代謝学会・日本CKD-MBD研究会合同企画)」

日時:8月20日(木曜日)10:00-11:00
会場:第10会場(ノース 3階 G301+G302)
司会:竹本 文美(JCHO東京城東病院)
演者:宮本 賢一(徳島大学)

企画のねらい・対象者

リン代謝の恒常性維持のための体内ネットワークの最新の知見をご教授頂く。


○ 初期研修医
○ 後期研修医以降(専門医試験受験前)
○ 腎臓専門医(指導医)

教育講演2「尿路結石症全国疫学調査から見える日本人尿路結石症の特徴」

日時:8月20日(木曜日)14:00-15:00
会場:第10会場(ノース 3階 G301+G302)
司会:阿部 貴弥(岩手医科大学泌尿器科学講座)
演者:坂本 信一(千葉大学大学院医学研究院泌尿器科学)

企画のねらい・対象者

腎臓内科医の知っておくべき尿路結石に関する最新の知識を講演頂く。


○ 学生
○ 初期研修医
○ 後期研修医以降(専門医試験受験前)
◎ 腎臓専門医(指導医)
○ 専門家(領域:泌尿器科)

教育講演3「在宅医療としての腎代替療法」

日時:8月20日(木曜日)17:00-18:00
会場:第10会場(ノース 3階 G301+G302)
司会:鶴屋 和彦(奈良県立医科大学腎臓内科学)
演者:政金 生人(矢吹病院)

教育講演4「研究倫理とは何か-研究活動に引きつけて考える」

(研究倫理・医療倫理に関する研修会)
日時:8月20日(木曜日)13:50-14:50
会場:第11会場(ノース 4階 G401+G402)
司会:和田 隆志(金沢大学大学院腎臓内科学)
演者:守山 敏樹(大阪大学キャンパスライフ健康支援センター)

企画のねらい・対象者

会員に資する最新の研究倫理・医療倫理の情報を共有する。


参加者全員

教育講演5「学び続ける腎臓医」

日時:8月20日(木曜日)17:00-18:00
会場:第11会場(ノース 4階 G401+G402)
司会:藤田 芳郎(中部ろうさい病院腎臓・膠原病・感染症内科)

  1. 腎臓内科医のための知的生産術
    門川 俊明(慶應義塾大学医学教育統轄センター)
  2. 臨床に活かすための論文の読み方とその整理
    安田  隆(吉祥寺あさひ病院腎臓内科)

企画のねらい・対象者

腎臓医が学び続けるために必要な知的生産術、論文の読み方を共有することを目的とする。


○ 学生
○ 初期研修医
○ 後期研修医以降(専門医試験受験前)

教育講演6「腎生検病理診断におけるAIの活用」

日時:8月21日(金曜日)9:00-10:00
会場:第3会場(ノース 3階 G314+G315)
司会:猪阪 善隆(大阪大学大学院腎臓内科学)
演者:河添 悦昌(東京大学大学院医療AI開発学講座)

教育講演7「Evidence-Practice Gap」

日時:8月21日(金曜日)10:05-11:05
会場:第3会場(ノース 3階 G314+G315)
司会:寺田 典生(高知大学医学部内分泌代謝・腎臓内科)
演者:岡田 浩一(埼玉医科大学腎臓内科)

教育講演8「「化学療法と腎機能・腎障害」に関する最近の知見」

日時:8月21日(金曜日)14:00-15:00
会場:第2会場(ノース 3階 G303+G304)
司会:和田 健彦(東海大学腎内分泌代謝内科)
演者:陶山 浩一(虎の門病院臨床腫瘍科)

企画のねらい・対象者

近年、がん治療は目覚ましい発達をとげていますが、それに伴い多彩な腎障害が発生しています。本講演ではその最新の知見についてご紹介いただきます。


○ 学生
○ 初期研修医
○ 後期研修医以降(専門医試験受験前)
○ 腎臓専門医(指導医)

教育講演9「内科医として知るべき尿路腫瘍」

日時:8月21日(金曜日)15:00-16:00
会場:第2会場(ノース 3階 G303+G304)
司会:大家 基嗣(慶應義塾大学医学部泌尿器科学教室)
演者:菊地 栄次(聖マリアンナ医科大学腎泌尿器外科)

ワークショップ1「実験ことはじめ-you can do it now:IT それが見えたら研究しよう-」

日時:8月20日(木曜日)8:30-10:00
会場:第3会場(ノース 3階 G314+G315)
司会:西  裕志(東京大学医学部附属病院腎臓・内分泌内科)
司会:林   香(慶應義塾大学医学部腎臓内分泌代謝内科)

  1. 実験的腎疾患モデル作成とその特徴
    伊與田雅之(昭和大学微生物学免疫学講座)
  2. 目的とする物質の局在を可視化したい!
    三井亜希子(日本医科大学腎臓内科学)
  3. 知っておきたいゲノム編集ことはじめ
    山中修一郎(東京慈恵会医科大学腎臓・高血圧内科)
  4. ヒト由来のサンプルを用いた実験計画~知りたいことを効率よく知るために
    田中 紀子(東京都健康長寿医療センター健康データ科学研究室)
  5. グラント申請にあたっての考え方
    嘉糠 洋陸(東京慈恵会医科大学熱帯医学講座)

企画のねらい・対象者

これまで実験を全くやってこなかった人向けの実験開始に必要なhow toを包括的に扱う。


○ 学生
○ 初期研修医
○ 後期研修医以降(専門医試験受験前)

ワークショップ2「留学ことはじめ」

日時:8月20日(木曜日)10:05-11:05
会場:第3会場(ノース 3階 G314+G315)
司会:上田 誠二(順天堂大学腎臓内科)

  1. キャリア・ストラテジーとしての海外留学
    神崎  剛(東京慈恵会医科大学腎臓・高血圧内科)
  2. 研究留学後のキャリア形成(海外でラボを持つ)
    相馬 友和(Duke大学腎臓内科)

企画のねらい・対象者

研究を始めた若い人たちに、講演と質疑応答を通じて留学する価値とその活用法を理解してもらう。


○ 学生
○ 研修医
○ 専攻医
○ 大学院生

ワークショップ3「水電解質領域および尿細管機能の基礎研究:最近の進歩と臨床へのつながり」

日時:8月20日(木曜日)16:00-18:00
会場:第2会場(ノース 3階 G303+G304)
司会:内田 信一(東京医科歯科大学腎臓内科学)
司会:向山 政志(熊本大学腎臓内科学)

  1. 尿細管再生の最新知見とiPS細胞による治療の可能性
    長船 健二(京都大学iPS細胞研究所・増殖分化機構研究部門)
  2. 常染色体優性尿細管間質性腎疾患(ADTKD)の最新知見
    井藤 奈央子(東京女子医科大学病理学実験病理学分野)
  3. 皮膚におけるナトリウム貯留と電解質調節
    西山  成(香川大学医学部薬理学)
  4. 妊娠時低栄養による食塩感受性高血圧のエピジェネティック機序
    西本 光宏(国際医療福祉大学三田病院)
  5. 腸管におけるNaハンドリングと血圧調節
    栗原  勲(慶應義塾大学腎臓内分泌代謝内科)

企画のねらい・対象者

尿細管機能や水電解質ハンドリングに関する最近の知見とその臨床的意義について学ぶ。


◎ 後期研修医以降(専門医試験受験前)
○ 腎臓専門医(指導医)

ワークショップ4「腎・泌尿器疾患と遺伝カウンセリング-主治医にできることと専門家に任せることの境界を知ろう-」

日時:8月20日(木曜日)15:00-17:00
会場:第10会場(ノース 3階 G301+G302)
司会:飯島 一誠(神戸大学小児科)
司会:蘇原 映誠(東京医科歯科大学腎臓内科)

  1. IRUDの取り組みと遺伝性腎疾患
    上原 朋子(慶應義塾大学臨床遺伝学センター)
  2. 遺伝カウンセリングとは 本来あるべき結果開示のために
    伊藤 秀一(横浜市立大学大学院医学研究科発生成育小児医療学)
  3. 成人における腎疾患の遺伝カウンセリング―嚢胞性腎疾患を中心として―
    花岡 一成(東京慈恵会医科大学附属第三病院総合診療内科・遺伝診療部)
  4. 小児腎疾患の遺伝カウンセリング
    森貞 直哉(兵庫県立こども病院臨床遺伝科)
  5. 下記は中止とさせていただきます
  6. 遺伝性腎疾患の「模擬」遺伝カウンセリング~実際の遺伝カウンセリングを見てみよう~
    上原 朋子(慶應義塾大学臨床遺伝学センター)
    森貞 直哉(兵庫県立こども病院臨床遺伝科)
    稲田 千秋(横浜市立大学附属病院遺伝子診療科)
    洪本 加奈(京都大学大学院医学研究科社会健康医学系専攻遺伝医療学分野)

企画のねらい・対象者

腎泌尿器領域でも遺伝子解析が広く行なわれるようになった。遺伝子解析を施行する際にはその前後で遺伝カウンセリングを行なうことが推奨されているが、実際に腎泌尿器疾患に特化した遺伝カウンセリングを施行できる施設は少ない。本シンポジウムで腎泌尿器領域の遺伝カウンセリングについて概説し、実際の遺伝カウンセリング風景を体験する。


○ 学生
○ 初期研修医
○ 後期研修医以降(専門医試験受験前)
◎ 腎臓専門医(指導医)

ワークショップ5「よく分からないCKD/DKD栄養指導実践:Pros and Cons」

日時:8月20日(木曜日)14:00-16:00
会場:第12会場(ノース 4階 G403+G404)
司会:菅野 義彦(東京医科大学腎臓内科学分野)

  1. オーバービュー
    菅野 義彦(東京医科大学腎臓内科学分野)
  2. CKD治療には蛋白制限を行うべきという立場から
    安田 宜成(名古屋大学大学院医学系研究科循環器・腎臓・糖尿病(CKD)先進診療システム学寄附講座)
  3. CKD治療には蛋白質摂取制限を行うべきではないという立場から
    和田 健彦(東海大学腎内分泌代謝内科)
  4. DKD治療にローカーボダイエットは有効だという立場から
    山田  悟(北里大学北里研究所病院)
  5. DKD治療にローカーボダイエットは有効ではないという立場から
    北田 宗弘(金沢医科大学糖尿病・内分泌内科学)
  6. 血糖コントロールの目標値はnon-DKDと同じでいいの?
    荒木 信一(滋賀医科大学糖尿病内分泌・腎臓内科)

企画のねらい・対象者

CKD治療における食事療法にはよく分からない点が多い。CKD患者に蛋白制限は有用なのか、DKD患者にローカーボダイエットは有効なのか。蛋白や炭水化物の理想的な摂取量、摂取方法についての理論やエビデンスを理解し、明日の患者指導に活用することを目指す。さらにDKD患者の血糖コントロールの目標値についても理解を深める。


○ 学生
○ 初期研修医
◎ 後期研修医以降(専門医試験受験前)
○ 腎臓専門医(指導医)
○ 専門家(領域:栄養士、看護師)

ワークショップ6「腎生検病理診断コンサルテーション・アンド・レビュー(難解なコンサルテーション症例をみんなで考える)」

日時:8月20日(木曜日)16:00-18:00
会場:第12会場(ノース 4階 G403+G404)
司会:白井小百合(聖マリアンナ医科大学腎臓・高血圧内科)
司会:辻  隆裕(市立札幌病院病理診断科)

  1. パラフィン切片を用いたIF検査
    小池 淳樹(聖マリアンナ医科大学病理学)
  2. 症例1:肉眼的血尿と急激な腎機能悪化と足趾壊死を認め、特徴的な電顕所見を示すMPGN様病変の一例
    小林  聡(紀南病院腎臓内科)
    病理コメンテーター:佐伯 春美(順天堂大学医学部病理・腫瘍学)
  3. 症例2:蛍光抗体法で尿細管基底膜にIgG・C3強陽性像を認めた急性発症ネフローゼ症候群の一例
    森西 卓也(大津赤十字病院腎臓内科)
    病理コメンテーター:名和田 彩(産業医科大学第二病理学)

企画のねらい・対象者

日常の腎生検症例の中で結論が出ていない診断困難症例を、会員から募集し、腎臓を専門とする病理専門医が解析して病理診断を行う。症例の特徴と問題点ついて会員とともに検討する。集まった症例をレビューし臨床病理的メッセージを発信する。


〇 学生
〇 初期研修医
〇 後期研修医以降(専門医試験受験前)
〇 腎臓専門医(指導医)
〇 専門医(循環器・腎臓・高血圧内科学領域)

ワークショップ7「腎臓病療養指導士の活動の実際(NPO法人日本腎臓病協会合同企画)」

日時:8月21日(金曜日)9:00-11:00
会場:第10会場(ノース 3階 G301+G302)
司会:要  伸也(杏林大学腎臓・リウマチ膠原病内科)
司会:内田 明子(聖隷横浜病院)

  1. 腎臓病療養指導士の活動~今後の展望~
    阿部 雅紀(日本大学腎臓高血圧内分泌内科)
  2. 看護師としての慢性腎臓病療養指導士活動-10年に渡る看護外来の活動の実り-
    松木 理浩(富山市立富山市民病院)
  3. CKD対策を次のステージへ~腎臓病療養指導士との連携~
    山本 三枝(熊本市介護保険課)
  4. 薬剤師の腎臓病療養指導における介入
    成末まさみ(光晴会病院薬剤科)
  5. 腎臓病療養指導士としての活動~栄養指導の実際~
    安原みずほ(松江赤十字病院栄養課)

企画のねらい・対象者

腎臓病療養指導士が誕生してから1年以上が経過し、各地域で独自の取り組みが始まっている。しかし、具体的な活動についてまだ模索が続いている段階である。本企画では、各職種より、具体的な活動のノウハウや好事例を地域や所属施設の形態別に示すことにより、療養士活動を促進することを目指す。


○ 腎臓専門医(指導医)
○ 専門家(領域:すべての医療スタッフ)

ワークショップ8「Conservative Kidney Managementを含めた腎代替療法選択(日本透析医学会合同企画)」

日時:8月21日(金曜日)14:00-16:00
会場:第11会場(ノース 4階 G401+G402)
司会:岡田 浩一(埼玉医科大学腎臓内科)
司会:宮崎真理子(東北大学腎臓高血圧内分泌科)

  1. 最適な腎代替療法選択のために:腎代替療法ガイド2020
    猪阪 善隆(大阪大学大学院腎臓内科学)
  2. 高齢者における血液透析導入後の生命予後を規定する因子について
    小野  淳(埼玉医科大学)
  3. 透析の開始と継続に関する新たな意思決定プロセスについて
    岡田 一義(川島病院)
  4. 日本におけるConservative Kidney Managementの実態
    酒井  謙(東邦大学医療センター大森病院)
  5. 末期腎不全患者の緩和ケアの課題
    丹波嘉一郎(自治医科大学附属病院緩和ケア部)

企画のねらい・対象者

透析導入の見合わせに関する提言が更新され、新たな選択肢として保存的腎臓療法(Conservative Kidney Management)が注目されている。また腎代替療法の選択ガイドが5学会の合同事業として作成された。この時点でCKMを含めた包括劇な腎代替療法の選択に関するワークショップを開催することは意義あるものと考える。


〇 後期研修医以降(専門医試験受験前)
◎ 腎臓専門医(指導医)
〇 専門家(領域:訪問・在宅診療、緩和ケア)

一般演題(口演)優秀演題賞

日時:8月21日(金曜日)9:00-12:00
会場:第4会場(ノース 3階 G316+G317)

司会:稲城 玲子(東京大学CKD病態生理学講座)
司会:淺沼 克彦(千葉大学腎臓内科学)
O-002「Neutrophil EIF2AK2 promotes vascular adhesion and transmigration and regulates acute phase of inflammatory kidney disease」
    井上 玲子(東京大学医学部附属病院腎臓・内分泌内科)
O-026「Activation of eNOS/sGC/PKG signaling pathway attenuates renal interstitial fibrosis via β-catenin degradation in mice」
    角谷 裕之(川崎医科大学腎臓・高血圧内科学)
O-044「Regeneration of renal stroma using a progenitor cell replacement system」
    齊藤 弥積(東京慈恵会医科大学腎臓高血圧・内科)

司会:原  章規(金沢大学環境生態医学・公衆衛生学)
司会:鳥巣久美子(九州大学包括的腎不全治療学)
O-191「A role of DNA repair factor KAT5 on ischemic preconditioning through regulation of chloride channel expression in proximal tubular cells」
    菱川 彰人(慶應義塾大学腎臓内分泌代謝内科)br> O-193「MicroRNA Expression profiling in Acute kidney injury」
    青松 昭徳(自治医科大学附属さいたま医療センター)

司会:星野 純一(虎の門病院腎センター)
司会:中山 昌明(聖路加国際病院腎センター)
O-118「Cyclin G1 and TOR-autophagy spatial coupling compartments (TASCC) regulate pro-fibrotic secretory phenotypes in kidney tubule cells in the G2/M phase of the cell cycle」
    Seiji Kishi(Kawasaki Medical School)
O-120「Glycan profile of acquired cystic disease associated renal cell carcinoma using lectin microarray systems」
    Kunio Kawanishi(Kidney and Vascular Pathology, Faculty of Medicine, University of Tsukuba)

司会:藤乘 嗣泰(獨協医科大学腎臓・高血圧内科、血液浄化センター)
司会:中村 敏子(関西福祉科学大学健康福祉学部福祉栄養学科)
O-271「Renal water loss causes hypertension via water conservation of multiple organs in 5/6 nephrectomized rats」
    北田 研人(香川大学薬理学)
O-281「Usefulness of Albuminuria beyond Blood Pressure as the Index of Cardiovascular Risk with Antihypertensive Drug Treatment」
    菊池  調(岩手医科大学内科学講座 腎・高血圧内科分野)
O-282「Blood pressure lowering effects and safety of esaxerenone, a newly available mineralocorticoid receptor blocker, in 234 hypertensive patients」
    佐藤 文俊(東北大学難治性高血圧内分泌代謝疾患寄附講座)
O-206「Association between social background and mortality in patients with prevalent chronic hematodialysis」
    麻生久美子(宮崎大学医学部附属病院腎臓内科)

司会:片渕 律子(医療法人豊資会加野病院腎臓内科)
司会:福岡 利仁(杏林大学腎臓・リウマチ膠原病内科)
O-074「The effect of low-dose rituximab on immunosuppressive drugs dependent minimal change nephrotic syndrome」
    藤本 圭司(金沢医科大学腎臓内科学)
O-070「Contribution of Genetic Factors in Disease Progression of IgA nephropathy」
    佐藤 芳憲(昭和大学藤が丘病院腎臓内科)
O-083「Discovery of new biomarker and novel molecular pathogenesis of lupus nephritis」
    秋山 真一(名古屋大学腎臓内科)

司会:横山啓太郎(慈恵医大晴海トリトンクリニック)
司会:小原まみ子(亀田総合病院腎臓高血圧内科)
O-253「Functional analysis of transmembrane SNPs of NBCe1」
    山崎  修(帝京大学医学部内科学講座)
O-261「Fractures and antihypertensive drugs in patients with chronic kidney disease: the Fukuoka Kidney Registry」
    宿理 朋哉(福岡赤十字病院腎臓内科)
O-256「Stimulatory effect of parathyroid hormone on renal gluconeogenesis in vivo」
    塚田 弘之(東京大学腎臓・内分泌内科)

Late Breaking Abstracts(特別発表)

日時:8月21日(金曜日)14:00-14:30
会場:第4会場(ノース 3階 G316+G317)
司会:井関 邦敏(一般社団法人沖縄心臓腎臓機構)
司会:村島(田川)美穂(名古屋市立大学腎臓内科)
LBA-1「Definition and cut-off value of hyporesponsiveness to erythropoiesis stimulating agent (ESA) in non-dialysis patient: BRIGHTEN」
    Ichiei Narita(Division of Clinical Nephrology and Rheumatology, Kidney Research Center, Niigata University)
LBA-2「IgG4関連腎臓病(IgG4-RKD)診断基準2011の改訂」
    川野 充弘(金沢大リウマチ膠原病内科)

ランチョンセミナー6「Thrombotic Microangiopathy(TMA)UPDATE:補体制御異常疾患 aHUSを中心に」

司会:岡田 浩一(埼玉医科大学腎臓内科)
柴垣 有吾(聖マリアンナ医科大学腎臓・高血圧内科)

共催:アレクシオンファーマ合同会社メディカルアフェアーズ本部


*開催中止*

下記のセッションは中止とさせていただきます

  • 「Universal health care of kidney disease」
  • 「Asian session: APSN-JSN joint CME symposium」
  • 「ASN-JSN joint symposium, ERA/EDTA-JSN joint symposium」
  • 「KDIGO-JSN joint symposium ”Management of Anemia: Global vs Japan, Present vs Future”」
  • 「男女共同参画委員会」
このサイトについて|Copyright © 第63回日本腎臓学会学術総会 All Rights Reserved.